【プロフィール解説】TELA-Cこと寺島辰雄とは?波乱の音楽人生とその現在
レゲエファンなら一度は耳にしたことがあるであろう名前「TELA-C(テラシー)」。彼の本名は寺島辰雄。INFINITY16の中心人物として、日本のレゲエシーンに大きな影響を与えた存在です。しかし、その音楽活動の裏には、栄光と挫折、そして再起を模索する姿がありました。本記事では、TELA-Cこと寺島辰雄のこれまでの歩みと現在について、詳しくご紹介します。
レゲエ界のカリスマ、TELA-Cの歩み
寺島辰雄さんは、1976年8月3日、神奈川県横浜市で生まれました。1994年にレゲエサウンドクルー「INFINITY16」を結成し、レゲエDJとしてのキャリアをスタート。
INFINITY16はその後、湘南乃風の若旦那、SHOCK EYEらと共に活動を展開。彼らのサウンドは当時の若者を中心に大きな人気を集め、「真夏のオリオン」や「伝えたい事がこんなあるのに」などの楽曲は今なお根強い人気を誇ります。
INFINITY16は単なる音楽ユニットにとどまらず、フェスやイベントでのパフォーマンス、YouTubeなどのメディア展開を通じて、日本のレゲエカルチャーを根付かせた存在とも言えるでしょう。
タレント鈴木紗理奈との結婚と離婚
TELA-Cの私生活でも注目されたのが、2008年にタレント・鈴木紗理奈さんと結婚したことです。お二人の間には2010年に男児が誕生し、幸せな家庭生活が報じられていました。
しかし、2013年に離婚。原因はすれ違いや価値観の違いだったと言われています。それでも、子どもの誕生日を一緒に祝うなど、離婚後も円満な関係を保っていたという報道もありました。
覚醒剤による逮捕と世間の衝撃
2022年5月13日、衝撃的なニュースが飛び込んできます。寺島辰雄さんが、青森県八戸市のホテルで覚醒剤を所持していたとして、覚醒剤取締法違反の容疑で逮捕されたのです。
本人も「所持していたことは間違いない」と容疑を認めており、ファンや業界関係者からは驚きと失望の声が上がりました。
一時は「死亡説」が流れるなど、メディア露出が減ったことも影響し、世間から忘れられたかのような存在となっていました。しかしこの逮捕により、久々に名前が世間に知られることとなります。
現在の活動と再起の可能性
寺島さんは逮捕後、「全ては私の未熟さ、そして責任感の欠如によるものです」と公式に謝罪し、反省の意を表明しました。2025年現在、再婚はしておらず、公の場への露出もほとんどありません。
とはいえ、音楽は人を救う力があります。彼自身がその力を知っているからこそ、今後、音楽を通じて社会復帰や若者へのメッセージを発信していく可能性もゼロではないはずです。
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まとめ:人は過ちを乗り越えていけるのか
TELA-Cこと寺島辰雄さんの人生は、まさに「波乱万丈」。音楽で人々を魅了し、家庭を持ち、そして過ちによりそのすべてを一度は失いました。
しかし、人は何度でもやり直せます。ファンとして、音楽好きとして、彼の再起を静かに見守り、もし再びマイクを握る日が来たら、心から拍手を送りたい──そんな気持ちでこの記事を締めくくりたいと思います。