日本レゲエ界の先駆者!INFINITY16とは何者か?

人物

日本レゲエ界の先駆者!INFINITY16とは何者か?

INFINITY16(インフィニティ・シックスティーン)は、1990年代から日本のレゲエシーンを支え続けてきた伝説的なサウンドクルーです。「真夏のオリオン」など数々のヒット曲を生み出し、日本におけるレゲエの大衆化に大きく貢献してきました。

今回はその魅力や歴史を深掘りしてご紹介します。


INFINITY16の始まり

1994年、神奈川県横浜市で、寺島辰雄(TELA-C)が中心となりINFINITY16を結成。グループ名の「INFINITY」は“無限の可能性”を意味し、「16」はレゲエにおけるリズムビートに由来しています。

当初は純粋なサウンドシステム(音楽をかけて盛り上げるDJスタイル)としてスタートしましたが、次第にアーティストとのコラボやオリジナル楽曲の制作にも力を入れていきました。


湘南乃風メンバーとの関係

INFINITY16は、現在も活躍する「湘南乃風」の若旦那、SHOCK EYEなどが過去に所属していたことでも有名です。特に2000年代前半には、彼らと共に音楽フェスやライブハウスを中心に活動を広げ、日本中のレゲエファンを熱狂させました。

また、彼らの影響でレゲエファッションジャマイカンカルチャーも若者の間でブームとなりました。


代表曲とヒットの軌跡

INFINITY16は、多くのヒット曲を世に送り出しています。中でも代表的な曲は以下の通りです。

  • 「真夏のオリオン」(2008年、MINMI & 若旦那と共演)
  • 「伝えたい事がこんなあるのに」
  • 「Dream Lover feat. MUNEHIRO」
  • 「さよなら愛しのBaby feat. Moomin」

これらの楽曲はレゲエの枠を超え、J-POPシーンでも注目を浴び、カラオケの定番曲にもなりました。


INFINITY16のスタイルと魅力

INFINITY16の音楽スタイルは、ルーツレゲエやダンスホールだけにとどまらず、R&Bやヒップホップ、ポップスなど多彩なジャンルを融合したクロスオーバー型。

特にTELA-Cのメッセージ性あるリリックと、ゲストアーティストとのコラボで毎回違った“顔”を見せるのが魅力です。音楽を通じて「平和」「愛」「日常の幸せ」といった普遍的なテーマを伝えており、多くのリスナーの心に残る楽曲を提供しています。


現在の活動と今後

TELA-Cの逮捕以降、INFINITY16の音楽活動は休止状態にあります。しかし、ファンの間では復活を望む声が根強く、「あの頃のレゲエをもう一度」と再始動を期待する人も少なくありません。

音楽には人を変える力、再び歩き出す力があります。INFINITY16もまた、いつの日か新たな形で帰ってくる日がくるかもしれません。


まとめ

INFINITY16は、日本のレゲエ文化を語る上で外せない存在です。彼らの功績は今なお色あせることなく、多くの人の記憶に残っています。

音楽と共に歩んできたその軌跡は、決して消えることはありません。彼らの音楽が青春だった、励まされた、元気をもらったという人は、今こそもう一度その楽曲を聴いてみてはいかがでしょうか?

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